「気候変動」に強い農業について

●「気候変動」に強い農業について

<< 質問 石井敏雄 >>

農林水産省は、「気候変動適応計画」を平成27年8月に策定し、これを受け農研機構や各県の農業試験場などが中心となり実証実験を積み重ねながら、高温などの影響を回避・軽減する適応技術や高温耐性品種の普及が進められています。そこでお尋ねいたします。

(1) 近年の気候変動により、主に農作物などではどのような影響が生じるのか。

<< 答弁 副知事 滝川伸輔 >>

1 国によると、気候変動による全国的な農作物への影響については、
・水稲では、穂が稔る期間中の高温により、玄米が白く濁り品質を落とす「白未熟粒」の発生割合の増加や収量の低下
・果樹では、秋から初冬にかけての高温による、ナシの開花不良や、かんきつ類の果肉と皮が分離する「浮皮」の発生による品質低下
・南方系のカメムシなどの害虫の発生増加や分布域の拡大による被害の拡大などが想定されています。

   
(2) 気候変動に強い農業を確立するため、県としてどのように取り組んでいくのか。

<< 答弁 副知事 滝川伸輔 >>

1 気候変動による農業生産への影響が懸念されていることから、農林総合研究センターでは、夏場の高温に強い水稲の品種「ふさおとめ」や「ふさこがね」を育成しており、本県の水稲栽培面積の約3割に導入されて います。

2 また、夏場の高温条件下でも米の品質を低下させない、追肥や水管理技術の開発、気候変動に伴い増加が懸念されている南方系のカメムシなどの害虫の発生生態の解明、などに取り組んでいるところです。

3 今後とも、大学や国等の研究機関との連携を図りながら、栽培技術の開発や生産性低下につながる病害虫の新たな発生に対する対策の開発など、気候変動に対応した研究を進めてまいります。


<< 再質問 石井敏雄 >>

農総研では、皆さんご存知のイチゴの「チーバべりー」など、これまで数多くの新品種や新技術の開発を行い、全国的にみても優れた研究成果を挙げております。

そして今回の農林総合研究センターの建て替えにより研究開発機能の強化が図られ、さらに良い研究成果が出せると、皆、大きく期待をしています。そこでお尋ねいたします。

(1) 農林総合研究センターの最近の研究成果は、どのようなものがあるのか

<< 答弁 農林水産部長 伊東健司 >>

最近の研究成果としては、
・甘味が強く、サヤが白く収量が多い落花生、新品種「千葉P114号」の育成
・ナシの最適な改植計画を、パソコン上で簡単にシミュレーションできるソフトの開発
・焼き芋需要に対応した、さつまいも「べにはるか」の高品質貯蔵技術の開発などがあります。


まず私も、10月28日に開催された。農総研の公開デーに参加させて頂きました。当日は小雨模様でしたが、お子さん連れの参加者も多く見られました。
試験研究成果や園芸相談はもちろんですが、お子さん用にトラクター乗車体験があり、皆さん笑顔で楽しんでいるのがとても印象的でした。

そこで農林総合研究センターの確かな試験・研究は、農業・農村の現場に生きてこそ本当の研究成果であると思います。そこでお尋ねいたします。

(2) 農業への理解向上と農業応援団を創造するためにも、農林総合研究センターの活動を県民にもっと積極的に広報すべきと思うがどうか

<< 答弁 農林水産部長 伊東健司 >>

県民に農林総合研究センターの取組や農林業への理解を深めていただくため、毎年、研究成果や研究施設を紹介し、2,000人前後が参加する公開デーや、「イチゴ」や  「落花生」などの県民向けの公開講座を開催 しています。
さらに、本館の建替えに当たっては、県民や子供たちが入館できるスペースを確保し、本県の農林業についての理解・学習をより促進できるようにするなど、試験研究の取組状況や農林業の魅力を積極的に発信してまいります。


<< 石井敏雄から「気候変動」に強い農業についての要望 >>

農林総合研究センターの各所に行きますと、20年を超える年代物のトラクターが並び、スマート農業導入を目指した先端技術の開発を進めようとする、試験研究機関の研究環境とは程遠い状況にあります。ハード・ソフトの面での充実も、要望いたします。

農林総合研究センターは、これからも、信頼される、慕われる、センター・研究機関であり続けて欲しい。要望といたします。

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