児童虐待防止対策について

●児童虐待防止対策について

<< 質問 石井敏雄 >>

さて全国で猛烈に虐待が増え深刻化しています。全国の児童相談所が昨年度に対応した児童虐待の相談対応件数は12万2千件を超え、過去最悪を更新しました。

千葉県においても、増加の一途をたどり、平成28年度には7910件と、平成22年度の2958件から実に2,67倍に増加しています。なんと全国ワースト5位の多さになっています。

さて世の中の多くの人は、コンピューターゲームなどの仮想現実の世界にひたり込んでいます。常にゲームに戦いが組み込まれ、殺りく破壊されていくストーリーに接し、大人も子供もそれに没頭してます。

また、最近のニュースでも、身近な死についての情報があふれていますが、その多くは生活の中で特に触れられることはなく、学校の現場でも、命の大切さを、より丁寧に生徒に指導していても、悲惨な事件は繰り返されており、生死の尊厳や重さが、限りなく失われていると言えます。

例えば、頻繁に起きる乳幼児の虐待の事例を見ても、生死への無頓着さを表しており、親が「子供が泣くのが嫌い」とか「育児が嫌になって」、ということで、かわいい子供・乳幼児の生命を絶つという事例など。

大人になっても自分のことだけしか考えない。わがままと言うか、稚拙な精神が児童虐待の原因の大きな要素だといわざるを得ません。

そこで今年の4月、県では、「千葉県子どもを虐待から守る条例」が施行され現在、条例に基ずく「子どもを虐待から守る基本計画」を、策定していると聞きました。

そこでお尋ねいたします。

(1) 「千葉県子どもを虐待から守る基本計画」において、教育機関との連携・協力をどのように図っていくのか。

<< 答弁 知事 森田健作 >>

1 児童虐待相談対応件数の増加に伴い、教育機関からの相談も増加傾向にあり、日頃、子どもの発信するサインを受け止める機会が多い教育機関との連携は非常に重要です。

2 これまでも、教職員に対する研修への児童相談所専門職員の派遣や、人事交流により児童相談所に教員を配置する取組をしていますが、現在策定中の基本計画では、人権教育及び道徳教育の推進や教育機関等職員への児童虐待に係る研修の充実を図ることとしています。

3 今後も、児童虐待の防止に関する施策を着実に推進するため、教育機関とのさらなる連携・協力を進めてまいります。


(2)  児童虐待の防止に向け、県教育委員会ではどのような取り組みを行っているのか。

<< 答弁 教育長 内藤敏也 >>

1 県教育委員会としては、児童虐待を発見しやすい立場にある教職員が、早期発見、早期対応に努めることや、児童生徒が道徳教育などを通じて命の大切さを学ぶことは、児童虐待の防止を図る上で大変重要なことと認識しております。

2 このため、教職員等が、児童生徒の変化に気づき、適切に対応できるよう、児童福祉司や弁護士等を講師に招いた研修会を開催し、児童虐待の現状や学校の対応について理解促進に努めております。また、県の道徳教育の主題として、「いのちのつながりと輝き」をかかげ、命の大切さに触れる道徳教育の授業が展開されるよう各学校を指導しております。

3 今後も、児童虐待防止に向け、教職員の資質向上を図るとともに、命を大切にする道徳教育の充実に努めてまいります。


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