平成26年6月県議会4、地域による学校支援について

千葉県定例県議会 石井としおの一般質問(平成26年6月23日)地域による学校支援について


 かつて、地域社会と保護者が二人三脚で地域の子供を育成する光景は、ごく普通に見る事ができたが、社会の成熟化に反して、核家族化や少子化、さらには情報化の急激な進展などによる社会環境が大きく変化して、今日では子どもたちが地域社会とかかわる機会は確実に減少してしまっています。
 また、学校現場でも多様な問題を抱えており、特に新学習指導要領の改定が実施され、人間性豊かな児童生徒の育成、創造力や国際人の育成、英語教育の推進、日本の伝統文化の教育等が求められております。さらには、教職員の高齢化、教育活動の増加、子どもたちの安全確保、環境整備など多岐にわたって多くの問題、課題があります。
 このような状態の中で、これからの教育は、学校だけが役割と責任を負うのではなく、これまで以上に学校・家庭・地域の連携協力のもとで進めていくことが必要だと考えています。
 そのためには、地域住民がこれまでに行ってきたボランティア活動や地域の持つ教育力を組織的に活用し、より効果的な学校支援を行う必要があると考えております。

さてそこで、本県の、学校・家庭・地域の連携による学校支援の取り組みはどうか質問します。

答弁 教育長 瀧本 寛

1 県教育委員会では、地域ぐるみで学校を支援する体制を整えるため、平成20年度から学校支援地域本部事業を実施しています。
 具体的な支援としては、地域ボランティアによる書写・そろばん・家庭科の調理実習などの授業補助、花壇づくりなどの環境整備、登下校の見守りなどを実施しています。
2 平成26年度は、県内14市町において、110の「学校支援地域本部」が設置され、国と県の補助を受けて活動に取り組んでいます。
 このほか、9市町村において、独自に学校支援に取り組む地域もみられ、地域ぐるみでの取組が推進されています。


 さて、世界的な潮流であるグローバリゼーションとIT化は、今後ますます加速していきます。隣国の韓国では今、多くの子供たちが英語で授業を受けています。その中から自国を飛び出し、世界で活躍している人たちが多く輩出されております。
 その一方、最近の若者は英語も話せず、海外にも行きたがらず、おいしいものを食べて大過なく過ごせればいいといった、活力や意欲に乏しい人が目立ちます。内向きのままでは働く機会も得られなくなる危惧が有ります。
 そこでこれからは増して、グローバリゼーションへの対応や、思いやり溢れる人間を育む教育の推進は今後大きな比重をしめてくると考えております。
 さて地域の事ですが、私の住んでいる八千代市の睦地区には、学校を中心として、昔から「オラ」が地域としての風土がめんめんとして各地域に残り、夏祭りや敬老事業等の諸活動が実施され、思うやり溢れる睦地区の風土が醸成されています。
 この睦地区には、睦小学校と睦中学校を応援する八千代市・睦小中学校支援・地域本部教育協議会・「睦・學友会」という組織があります。学校・家庭・地域の連携が叫ばれている今、このような地域一体となった学校支援活動を県内全域で推進する必要があると思います。

そこで、八千代市での取り組みはどうか。かさねて、県内への啓発状況はどうか質問します。

答弁 教育長 瀧本 寛

1 八千代市内では、睦小学校と睦中学校を地域で支援する「睦學友会」という独自の組織があり、自立した活動を行っています。
2 同会は「睦から世界へ」をスローガンに、シンガポールの学校との相互ホームステイなど国際交流活動を重点に活動しています。さらに、茶道の指導や樹木伐採の指導など、伝統文化継承や世代間交流の活動も行っており、地域ぐるみで子供たちを育む取組が行われています。
 これらの取組が評価され、平成25年度「優れた『地域による学校支援活動』推進にかかる文部科学大臣表彰」を受けています。
3 県教育委員会では、このような優れた実践を広めるため、各種研修会やホームページ等により積極的に広報、啓発をしているところです。

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