平成24年6月県議会 農林水産常任委員会

平成24年6月県議会 農林水産常任委員会での石井としおからの質疑

問(石井としお
梨の黒星病の発生について心配だが、状況と対応はどうか。

答(奥倉安全農業推進課長)
本年は、4月中旬から5月上旬に降雨が多かったことなどから、黒星病が、平年に比べ多く発生している。
降雨により伝染するため、梅雨明けまでは発生が増加する恐れがある。
とくに本県の主要品種である「幸水」は黒星病に弱い品種であり、葉や果実への感染を防ぐため、防除を徹底する必要がある。
このため、県では6月13日に病害中発生予察注意報を発表し、1発病した葉、果実は伝染源になるため、ほ場外に持ち出し、埋設処分する。2防除指針に基づいて確実に薬剤散布を行う。3薬剤散布に当たっては、県が独自に開発した「梨病害防除ナビゲーションシステム」を活用し、適期防除に努める。など、生産者に向けて注意喚起をしたところである。

問(石井としお)
梨病害防除ナビゲーションシステムについて伺いたい。

平成24年6月定例県議会 1、里山活動協定について

質問(石井としお)
 私は、八千代市に住む農家です。
家の前には緑いっぱいの田んぼがあり、後ろには裏山・里山が広がっています。 そして、新鮮な野菜や・おいしい「なし」が生産されている畑があります。勿論少し離れたところには、乳牛の牧場があります。ここに住む私の朝は、ウグイスのさえずり、チッチ・チッチとなく小鳥・雪加など、たくさんの小鳥・鳥の声で目覚めます。
 朝起きるとすぐに家をでて、長屋門をくぐり田んぼに向かいます。長屋門の軒先では、つがいのツバメが仲良く私を見ています。ツバメの下を通り抜け、家の目の前にある田んぼに着きます。田んぼでは、地下からくみ上げた用水で顔を洗います。そのあと、あぜ道をいつもどおりの道順で田まわりをします。輝きのぼる朝日、さわやかの空の下、おいしい水とすがすがしい空気を吸いながら、すこやかに成長するイネ、このコシヒカリたちに語りかける、私の毎日です。
 さてこの「のどかな里山」は、これまで人の手によって維持管理されてきた、日本文化そのものの身近な環境であります。里山は近年、多様な動植物が生息・生育する環境、農村の伝統的な行事や技術を育む場として、やっと評価されるようになりました。
 従来・里山については、農業や林業の振興の観点からの行政施策が行われてきましたが、施策の対象としての評価は低く、必ずしも十分な取り組みがされてきませんでした。また大都市近郊では、環境行政の側面から緑地を保全する取り組みもありましたが、これもやはり十分ではありませんでした。
 一方、近年は社会の成熟化に伴い、里山に対する人々の関心は高まりをみせ、各地で市民グループの、里山清掃や下草刈などの事例が増えております。今後このような市民活動はさらに活発化すると考えられます。
 さらには里山の多様な価値・機能が認められ。里山の保全は、従来の施策をこえた新たな取り組みが必要となっております。
 すでに千葉県では、里地・里山を共通の資源として守り育てていくために、全国に先駆けて里山条例を制定し、県民参加による里山活動を促進して、広く展開しておりますので、お尋ねをいたします。
里山活動協定の状況はどうか。また、今後どのように取り組んでいくのか。
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答弁(農林水産部長 永妻能成)
1、里山活動協定は、所有者と保全活動を主体的に行う団体が結ぶもので、県では、協定に基づく里山の整備を促進しているところです。

2、現在、県が認定した里山活動協定は121件、170ヘクタールで、82の里山活動団体により森林整備や自然観察など、様々な活動が行われております。

3、今後とも、市町村と連携のもと、地域の里山活動の交流を深めるシンポジウムの開催や、活動を希望する県民や企業への相談窓口を通じた、里山活動の普及や情報提供を行い、里山活動協定による活動を推進してまいりたいと考えております。

平成24年6月定例県議会 2、高齢者の生きがい対策について

質問(石井としお)
次に、高齢者の生きがい対策についての、質問です    
 さて、総務省によりますと・・平成・32年には、全国で一人暮らしの高齢者が500万人に達すると推測されております。
そこで老人クラブは、老人福祉法・等に高齢者の社会参加、生きがい対策・等の推進組織として位置づけされております。ひとり一人の人生を豊かなものにしてゆくには、地域社会の中でつながりを再生していくことが必要であり、老人クラブ活動の一層の活性化を推進することが重要とされております。
 しかしながら、現在の老人クラブは、昨今の趣味の多様化や人との交流の気薄化などの風潮ゆえでしょうか。縮小傾向にあると心配をしています。このままでは、独居老人や孤独死がますます増加していくことになるでしょう。
 さてそこで、改善のためには、高齢者の健康づくりやネットワークづくりなど、参加しやすい仕組みづくりを行政とともに工夫していくことがますます必要であります。
 そこで、高齢者の生きがい対策の質問です。老人クラブは、地域における社会参加活動の推進をしっかりと担っており、非常に重要な使命も持っていると思います。
1、老人クラブの活動状況はどうか。また、県は、老人クラブ活性化への支援にどう取り組んでいるのか。
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答弁(健康福祉部長 川島 貞夫)
1、県内には3,429団体の老人クラブがあり、約15万9千人が参加して、文化・スポーツ活動をはじめ、高齢者が相互に支援する友愛訪問や福祉施設への慰問、公共施設での奉仕活動など、積極的な活動が展開されています。

2、県では、地域の老人クラブや県老人クラブ連合会が実施する各種事業及び運営費に対する助成や、功労者への表彰を行うとともに、県老人クラブ連合会との共催により介護技術や生活支援に関する研修を実施しております。

3、また、現在進めている生涯大学校の見直しにおいて、地域活動に参加したい卒業生と、地域の団体とをマッチングするなどの仕組みづくりを予定しており、このことは、老人クラブの活性化にも資するものと考えております。

平成24年6月定例県議会 3、農林総合研究センターについて

質問(石井としお)
次に、農林総合研究センターについて、の質問であります。
 さて私は、昨年10月に、震災による液状化で被害の大きかった香取市にある、農林総合研究センターの水稲育種研究室にお伺いし、液状化の対策などで意見交換させていただきました。
 またこの研究施設は、早場米産地としての千葉県にあう、おいしい食味の水稲品種の育成を行なっています。最近では、「ふさおとめ」や「ふさこがね」など「コシヒカリ」に次ぐ本県の主要品種を育成してきたそうです。
 イネの育種は最低でも7~8年かかり、研究員の皆さんが長い年月をかけて、しっかり取り組まれていたことを実感しました。
こうした試験研究の支えがあったからこそ、現在の千葉県農林水産業があるのだと・感謝する次第であります。
 また、昨年12月、先の震災による水田の液状化対策について、1月には、津波による塩害対策等の現地報告会がありました。生産者と関係者、関係機関からの参加もあり、多くのみなさんが熱心に聞き入っておりました。
 さてそこで、この場をお借りしまして、千葉県農業・農林水産業にたずさわる県会議員の一人、何よりも千葉県の農業者・農業経営者として、この場この壇上から、農林水産部職員ほか関係者の皆さんに、東日本大震災発生直後からの対応・働きに対し、ここで改めて感謝すると共に、御礼申し上げます。ありがとうございます。重ねて、これからもよろしくお願いいたします。
 私は、1月に農林総合研究センターで開催された、果樹に関する試験研究発表会にも参加させていただきました。この会場でも、農林総合研究センターは、確かにしっかりとした研究成果を出していると実感しました。しかしこの様な、研究成果を知っている農業者は、どの位いるのだろうか?という疑問が湧いてきました。普段発表会に参加していない農業者にとっては、研究成果を知るすべがほとんどありません。
「本当にもったいない」と感じました。
 また、試験研究の成果、「なし」を考えたとき、収量が多く高品質であり、なお病気や害虫にも強い生産技術や、消費者ニーズにあった新品種の開発といったように、農業者・消費者に喜ばれての成果であり、現場に生きてこその研究成果であります。
 そこで、私たち農業者や生産指導の現場の皆さんにも、開発された品種や技術など、もっと積極的にピーアールする工夫も必要ではないかと思いますので、お尋ねいたします。
1、農業総合研究センターが開発した研究成果で、現場に普及している成果はどのようなものがあるのか。
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答弁(千葉県知事 森田 健作)
農林総合研究センターでは、農家や関係団体等の要望を踏まえ、病害中の防除技術の開発、新品種や省力・低コスト生産技術の開発など、様々な試験研究に取り組んでいるところです。
近年では、地球温暖化などに対応し、気候変動に強くおいしい「ふさおとめ」「ふさこがね」の育成、おでんやサラダなどで、今後、需要拡大が見込まれる加工向けダイコンやキャベツの栽培法の確立、南房総地域の花の産地に蔓延し、大きな被害をもたらしたウィルス病に対する防除技術の確立など、多岐に渡る研究成果が現場に普及しているところです。
今後とも、新技術や新品種の開発など、農家の経営に役立ち、本県農業の発展に寄与する研究を推進してまいります。

平成24年6月定例県議会 4、普及指導員について

質問(石井としお)
 つぎに、農業者への普及活動についての質問です。
そこで普及活動については、今さらながら普及所・普及員の皆さんにこの場をお借りしまして感謝・御礼申し上げます。
 私が館山農村中堅青年養成所、現在の千葉県立農業大学校の前進ですが、卒業した後「やちよ4Hクラブ」で農村青少年活動など、地域生活改善に熱中していた頃のことですが、ある雨の日、月曜日の朝に相談ごとで普及所に行くと、事務所の中での熱気あふれる声に圧倒されて、入口の扉をあけることができずにいた事や、普及員さんは農村地域での信頼は厚く。本当に熱心に親身になって、お支えいただきましたことなど、なつかしく思い出しております。
 さてしかし、今の普及員さんは、農家でお茶を飲むこともできないほど忙しいようです。地域の課題を知るためには、こういったお茶のみ話も必要だと思うのです。普及員さんの人数は、この10年間で279人から224人へと削減されております。
私は、地域農業への振興・発展させていくためには人手と時間がかかり、ゆえに普及員さんの人数は確保する。このことが確実に必要だと思っております。
 過日3月22日。読売新聞に「農業 普及指導を一冊に」「県元指導員 梅原あきらさん 農家に経営や生産・販売方法などを指導する」「県の普及指導員、35年間に勤めた経験をもとに 普及原論 を出版した」とあり、「普及員の魂はおせっかい」という持論に基づき、普及活動をわかりやすく紹介している。としておりました。
私は早速・この本を購入し、拝読させていただきました。
 そこで、この本の筆者・梅原彰さん自身が言いたかったことは。≪農業という産業が国際化のうねりの中で衰退し、農村の階層分化が進み、担い手や産地が大きく弱体化してきている現状の中で、誰がそれを解決していくのか。それは、農業者・自身しかいない。でも、一人ひとりの個別の農業者の頑張りだけでは、なかなか前には進まない。だからこそ、普及員の役割が重要で。普及員は、農業者の問題意識をひとつひとつ拾い上げ、それをつなげながら、大きな力にしていかなければならない。この頑張りを、さらに大きな力としていくために、農業改良・普及活動の充実が期待される。≫と、書いておりました。
私も普及活動では、専門領域に特化したスペシャリストよりも、まず「地域内の多くの課題を拾い上げることが必要であり。そして「農業者とともに解決していくこと」も必要とされていると思います。そこで、お尋ねいたします
普及指導員は、地域内の多くの課題を拾い上げ、それを農業者とともに解決して行くことが必要と考えるがどうか。
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答弁(農林水産部長 永妻 能成)
 時代とともに農業を取り巻く環境が、大きく変化する中で、普及指導員は、常に農業の現場にあって、農業者自らが課題を的確に捉え、解決していく力を付けていけるよう、支援していくことが重要と考えています。
 そこで、県では、こうした普及指導員の養成に努めるとともに、地域の農業者の経営課題に応えて行くため、普及指導員の専門性を生かしながら、様々な視点から総合的に課題解決に向けた支援が出来るよう、地域グループ制による組織的な普及活動を展開しているところです。
 今後とも、農業者との信頼関係のもと、熱意を持って農業者とともに課題解決できる普及活動を目指してまいります。

要望(石井としお)
 まず地域に根ざした普及活動を展開していくには、現在の普及指導員の人数では、本当にたりません。県定員適正化計画もありますが、地域農業を守り振興していくためには、普及指導員の数の確保並びに計画的な採用をお願い致し、要望いたします。
要望の2つ目です。 地域農業、普及指導員さんが。しっかりと地域から信頼され、農業者と一緒に地域農業の課題を解決していくためには、長いスパンが必要です。
 そこで、普及指導員の在籍年数を、他の職員よりも長く確保されますように お願いいたし、要望といたします。

平成24年6月定例県議会 5、道路問題について

質問(石井としお)
 12月議会からの進み具合についての質問です。まず、県道八千代宗像線の状況です。
前回の要望で、今後交通量の増加が予想されており、すでに平成7年から事業着手していますので、地元地域の皆さんの願い・期待の大きいことから、早期完了を要望いたしました。

1、県道八千代宗像(むなかた)線の八千代市域の進捗状況と今後の見通しはどうか。
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答弁(県土整備部長 小池 幸男)
県道八千代宗像(むなかた)線の八千代市保品(ほしな)地先、1.3キロメートルについては、幅員が狭く線形が不良なことから、地域住民の安全確保を図るため、バイパス整備を進めているところです。
平成23年度末の進捗状況は、事業費ベースで91パーセントとなっており、平成24年度は、引き続き橋梁工事を実施するとともに道路の盛土工事を行ってまいります。
今後とも、地元関係者の協力を得ながら、早期に完成が図れるよう事業の進捗に努めてまいります。

平成24年6月定例県議会 民主党代表質問

平成24年6月定例県議会での民主党代表質問事項

1、財政問題について
2、医療・福祉問題について
3、地域防災計画の見直しについて
4、雇用・労働問題について
5、治安・交通安全対策について
6、DV防止・被害者支援対策について
7、農業問題について
8、教育問題について

東日本大震災から1年を経て

東日本大震災から1年を経て、被災地である香取市と旭市へ視察に伺いました。
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民主党議員団で被災地である香取市へ視察に伺い、主に道路や河川や橋の復興状況を確認しました。
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被災地である旭市では、いまだ仮設住宅にお住いの皆さんと、被災者を支援しているボランティアの皆さんとの意見交換をし、県への要望を受けました。

いのちを育む印西の原っぱ

いのちを育む印西の原っぱと題したシンポジウムに参加しました。
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印西市の里山シンポジウム”いのちを育む印西の原っぱ”が開催され、これまでの里山施策の成果ならびに今後の活動に向けての課題を話し合いました。